郷土芸能の夕べ

郷土芸能の夕べは毎月2回、石垣市民会館中ホールでおこなわれています。みなさまを八重山の唄と踊りの世界へ案内してくれる催しです。 八重山の民俗芸能は、豊かな実りを願う祭の場だけでなく、日常の暮らしの中で唄い踊り継がれてきたものです。 郷土芸能の夕べでは、この生活に根ざした八重山の民俗芸能を唄あり踊りありのバラエティーに富んだプログラムで楽しむことができます。
八重山諸島の芸能は、祭りや農作業の中から生じました。大別すると、神遊び・舞踊・歌謡・太鼓等に分けられます。 神遊びは魂招り、魂鎮めなどの際の神人交歓であり芸能発生の母体ともみられます。
舞踊としては、庭で演じられる単純・素朴なものから、島外の芸能文化の刺激をうけた端麗な手振りの舞など多種多様で、組歌踊(節アンガマ踊・巻踊)・念仏芸能(念仏踊・盆アンガマ)・獅子舞・採物踊り(棒踊・鎌踊・笠踊・コームッサー・道具踊)・ミチスナイ(弥勒の練り・ムシャーマの練り)・古謡や節歌による舞踊などがあげられます。 古謡は古い共同体制のなかで、豊穣と人々の繁栄息災を神に祈願した寿詞であり、労働を励まし合う謡でもありました。
三味線の移入をまって、士族層が古謡の修辞や旋律をふまえ、洗練された叙事的歌謡として昇華したのが節歌であり、さらには抒情的歌謡も育まれてきました。 また、太鼓に関しては本土芸能の系譜をひくとみなされるものが多いです。
このように八重山には多岐にわたる優れた芸能の宝庫として、「詩の邦・唄(謡)の邦・踊りの里」といわれています。
               参考文献:八重山観光ガイドボランティアの会「南のまほろば」2001

お問合せ:一般社団法人石垣市観光交流協会
      (TEL:0980-82-2809)